zebraexの遍歴

読むかどうかはともかくとして

竜の姉妹

部活のOB会があるが、何を着ていけばいいのかわからなくなって、何故か中学の学ランを着ようと思ったのだけど、詰め襟が閉められなくなっていたので、ひどく困ってしまった。学ランを羽織って、会場に行くと、先輩たちが立ち話をしていて、私を見ると皆、笑…

ガステレビ

大学の古い校舎に私の研究室はあった。 頑丈な机の上に実験装置とパソコンが置いてあって、私はパソコンを使ってレポートを作成している。 マウスとキーボードが使いづらい。プロ用のアプリケーションでは右クリックをメインに使うのだが、どうもそれに慣れ…

兄と電磁砲

学校が終わって家に帰ると、自分の部屋で、兄が得体の知れない機械を組み立てていた。 苦情を言う気持ちも失せて、私がその機械を見上げていると、兄は伸びたコードの先にあるスイッチを押す。機械はうんともすんともいわなかったが、しばらくして、外で身を…

夕方探偵C20

雑誌の巻末にあった一連の文章。大きなゴシック体で「夕方探偵C20」とある。 おそらく書籍の宣伝であり、主人公が語りかける形で書かれている。以下抜粋。 S美術館主 狂女青野様誠に説明が難しいところですが、事態は青野様のご懸念より、ずっと深刻なものだ…

アーティファクト殺し

僕たちは公園で遊んでいる。友達のひとりが、プラスチックの小さなフォークの話をする。 それは肉でも、鉄でも、何にでも突き刺せてしまう神秘のフォークで、実に危ない代物なのだが、今は気が狂った男が持っているという話だった。 力を合わせて男からフォ…

叫び女の顛末

恐いイメージというのがあって、夜一人で酒を飲んでいる時に、ふとした拍子にあたりの静けさに気がついて、今この家にいるの自分だけだという当たり前のことがにわかに不安になって、頭が急に冷たく、むしろこういう時に何がいたら怖いだろう、怖いと感じる…

爆破するものがない

今週のお題「晴れたらやりたいこと」私のように世界に怨恨を抱いた生き方をしていると、晴れた日に50kgのTNT火薬と時限発火装置を埋め込んだボストンバックを持って悠々と街を歩き、この社会の中枢の、憎むべき体制の中心にそれを投げ込んで、緩慢な足取りで…

階級を照らす光

今週のお題「家飲み」小人閑居して不善をなす、と言うので、小人として私は文章を書いてこれ以上の不善を残すことをしばらくやめてしまったのだが、閑居(暇)も度を超すと、どうにもならなくなるもので、やる事と言えば、ワンカップを飲むか、寝るか、とい…

書き手の事情

昨日のエントリは上手く書けた。 スターを押してくださった方々ありがとうございました。実は私はこのブログとは別にメインのブログを持っていて、そちらのほうは、3月ぐらいまではそれなりに上手くいっていて、アクセスもブクマも稼げていたのだけれど、だ…

怒りの文章

今週のお題「ブログ川柳」怒って書く エントリ読まれ 非難され 私は怒っている。 何故かというとカウンターの上のガラス瓶を猫が床に落として割ったからであり、速やかに猫を別室に隔離し、飛び散ったガラス片を片付けているうちに自分が手に怪我をしたから…

彼が為の道

1 午前6時きっかりに目を覚ました。ベットから抜けだした私は、顔を洗い、歯を磨き、シェービングジェルを塗って髭を剃った。剃刀の切れ味が悪くなっていて、時々それは髭を引っ張って私に苦痛を与えた。朝食を食べ終え、スーツに着替えると7時17分だった。5…

沼の文章と無慈悲な風

今週のお題「私の沼」私が文章を書こうと思ったのは、家にワープロがあったからだ。ワードプロセッサと呼ばれるその大仰な機械は、父が仕事の書類を作る時以外は、忠実な室内犬のように座っていて、小学生の自分にその蠱惑的なキーボードを叩いて欲しがって…