zebraexの遍歴

読むかどうかはともかくとして

夢の

さまよえる社員

生家で寝ていると、外から耳をつんざくジェットエンジンの音が聞こえる。慌てて窓の外を見ると、曇り空の夜空に低空飛行する機影が見え、少しして、爆発音。山のほうが一瞬明るく照らされる。 墜落したのだ、と私は思って、そのことを家族に伝えまわる。飛行…

竜の姉妹

部活のOB会があるが、何を着ていけばいいのかわからなくなって、何故か中学の学ランを着ようと思ったのだけど、詰め襟が閉められなくなっていたので、ひどく困ってしまった。学ランを羽織って、会場に行くと、先輩たちが立ち話をしていて、私を見ると皆、笑…

ガステレビ

大学の古い校舎に私の研究室はあった。 頑丈な机の上に実験装置とパソコンが置いてあって、私はパソコンを使ってレポートを作成している。 マウスとキーボードが使いづらい。プロ用のアプリケーションでは右クリックをメインに使うのだが、どうもそれに慣れ…

兄と電磁砲

学校が終わって家に帰ると、自分の部屋で、兄が得体の知れない機械を組み立てていた。 苦情を言う気持ちも失せて、私がその機械を見上げていると、兄は伸びたコードの先にあるスイッチを押す。機械はうんともすんともいわなかったが、しばらくして、外で身を…

夕方探偵C20

雑誌の巻末にあった一連の文章。大きなゴシック体で「夕方探偵C20」とある。 おそらく書籍の宣伝であり、主人公が語りかける形で書かれている。以下抜粋。 S美術館主 狂女青野様誠に説明が難しいところですが、事態は青野様のご懸念より、ずっと深刻なものだ…

アーティファクト殺し

僕たちは公園で遊んでいる。友達のひとりが、プラスチックの小さなフォークの話をする。 それは肉でも、鉄でも、何にでも突き刺せてしまう神秘のフォークで、実に危ない代物なのだが、今は気が狂った男が持っているという話だった。 力を合わせて男からフォ…