zebraexの遍歴

読むかどうかはともかくとして

散文の

叫び女の顛末

恐いイメージというのがあって、夜一人で酒を飲んでいる時に、ふとした拍子にあたりの静けさに気がついて、今この家にいるの自分だけだという当たり前のことがにわかに不安になって、頭が急に冷たく、むしろこういう時に何がいたら怖いだろう、怖いと感じる…

爆破するものがない

今週のお題「晴れたらやりたいこと」私のように世界に怨恨を抱いた生き方をしていると、晴れた日に50kgのTNT火薬と時限発火装置を埋め込んだボストンバックを持って悠々と街を歩き、この社会の中枢の、憎むべき体制の中心にそれを投げ込んで、緩慢な足取りで…

階級を照らす光

今週のお題「家飲み」小人閑居して不善をなす、と言うので、小人として私は文章を書いてこれ以上の不善を残すことをしばらくやめてしまったのだが、閑居(暇)も度を超すと、どうにもならなくなるもので、やる事と言えば、ワンカップを飲むか、寝るか、とい…

書き手の事情

昨日のエントリは上手く書けた。 スターを押してくださった方々ありがとうございました。実は私はこのブログとは別にメインのブログを持っていて、そちらのほうは、3月ぐらいまではそれなりに上手くいっていて、アクセスもブクマも稼げていたのだけれど、だ…

怒りの文章

今週のお題「ブログ川柳」怒って書く エントリ読まれ 非難され 私は怒っている。 何故かというとカウンターの上のガラス瓶を猫が床に落として割ったからであり、速やかに猫を別室に隔離し、飛び散ったガラス片を片付けているうちに自分が手に怪我をしたから…

沼の文章と無慈悲な風

今週のお題「私の沼」私が文章を書こうと思ったのは、家にワープロがあったからだ。ワードプロセッサと呼ばれるその大仰な機械は、父が仕事の書類を作る時以外は、忠実な室内犬のように座っていて、小学生の自分にその蠱惑的なキーボードを叩いて欲しがって…